EXHIBITIONS

第4回PATinKyoto京都版画トリエンナーレ 2025

2025.04.15 - 05.11

大賞 上田佳奈 particle_0006

 京都市京セラ美術館で「第4回PATinKyoto京都版画トリエンナーレ 2025」が開催されている。

「PATinKyoto京都版画トリエンナーレ」は、2013年に第1回展を開催して以来、2016年、2022年と回を重ねてきた。激動する世界情勢は政治や経済のみならず、アートにも大きな影響を与えている。高度なデジタル技術により、イメージの複製や印刷技術はつねに進化し続けており、NFTや生成AIによる作品への介入についても議論を呼び起こしている。今日の現代版画は、伝統的な版画技法から写真や映像による空間表現まで豊かな表現領域として独自の存在感を示す。

「第4回PATinKyoto京都版画トリエンナーレ 2025」は、変容する世界情勢のなかで真摯に現実と向きあい、多彩なメディアを取り込みながら創作活動を展開してきた17名(1組含む)の作家による作品を紹介。複数コミッショナーの推薦制と、広い展示空間の提供を企画の2本柱に、日本の伝統文化としての版画、そして現代の版画表現の豊かさを、文化芸術都市京都から世界に向けて発信する。