長崎・五島列島に「てとば美術館」がオープン。こけら落としは中村菜都子「島の記憶 Memoir of the Islands」
長崎・五島列島の福江島にある港町・富江に「てとば美術館」が4月29日、オープンする。けら落としは中村菜都子「島の記憶 Memoir of the Islands」。

長崎・五島列島の福江島にある港町・富江に、4月29日、「てとば美術館」がオープンする。
同館は長崎県五島列島の富江町を拠点に、カフェやゲストハウス、ウェディングなどを手がける合同会社te to baが設立。「五島の記憶を、アートで記録する」をコンセプトに、写真館や書道教室として使われた建物を再生して開館する。

オープニングを飾るのは、中村菜都子による個展「島の記憶 Memoir of the Islands」で会期は5月31日まで。中村は、長崎の潜伏キリシタンの文化や歴史に惹かれ、祖母の郷里である長崎への旅を重ねながら、記憶と信仰をテーマに制作を行ってきた。本展では歴史や風土に触れる作品群を通じて、「五島という場所にアートがあることの意味」をあらためて問いかける。

