「KYOTOGRAPHIE 2025」の注目作家をチェック
第13回目の開催を迎える「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」が4月12日〜5月11日の会期で開催される。

2013年より毎年、京都市内各所を舞台に開催されている写真に特化した芸術祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。その第13回目が「HUMANITY(人間性)」をテーマに開催される。
前回24年は約27万人の来場者を記録した同写真祭。今回のテーマについてKYOTOGRAPHIEの共同設立者/共同代表のルシール・レイボーズと仲西祐介は、次のようなメッセージを寄せている。
私たちは個人として、世界の一員として、どう生きるのか。
人間性には、素質や経験などそのすべてがあらわれる。変化し発展し続ける現代社会において、私たち人間はどう在るべきだろうか。
KYOTOGRAPHIE 2025のテーマ「HUMANITY」は、私たちの愛の力や共感力、危機を乗り越える力にまなざしを向けながら、日本と西洋という2つの異なる文化的視点を通じて人間の営みの複雑さを浮かび上がらせる。(中略)
写真の力を通じ、人間性とは何かをともに探し求めることが、他者への理解の一助となり、この混沌とした世界において自らがすべきことを共有するきっかけとなることを願う。
(プレスリリースより一部抜粋)
今回参加するアーティストと出身国は、プシュパマラ・N(インド)、JR(フランス)、グラシエラ・イトゥルビデ(メキシコ)、エリック・ポワトヴァン(フランス)、マーティン・パー(イギリス)、石川真生(日本)、アダム・ルハナ(アメリカ)、𠮷田多麻希(日本)、リー・シュルマン&オマー・ヴィクター・ディオプ(イギリス、セネガル)、甲斐啓二郎(日本)、イーモン・ドイル(アイルランド)、レティシア・キイ(コートジボワール)、劉星佑(台湾)。自身の経験を作品の中心とするアーティストらの作品からは、異なる文化的背景を持ちながらも、一人ひとりの在り方を大切にしつつ他者と調和することの大切さを読み取ることができるだろう。