日本画コレクション再発見と片岡球子「蔦屋重三郎の浮世絵師たち」

　神奈川県立近代美術館 葉山で「日本画コレクション再発見と片岡球子『蔦屋重三郎の浮世絵師たち』」が開催されている。

　本展では、神奈川県立近代美術館の日本画コレクションから、これまで同館では公開したことがない作品と20年以上出品されていない作品に焦点をあてる。

　江戸時代前期に活躍した狩野探雪（かのうたんせつ、1655〜1714）の屏風《草花図》や、牛田雞村（うしだけいそん、1890〜1976）の修復された屏風《青蘆（せいろ）》、小泉淳作（1924〜2012）による建長寺の天井画《雲龍図》の下図などだ。

　また、特集展示として片岡球子（1905〜2008）の「面構（つらがまえ）」シリーズから、《面構 東洲斎写楽》や《面構 喜多川歌麿と鳥居清長》など、蔦屋重三郎に関連する浮世絵師たちを描いた屏風も展示している。

　なお、会期中に一部展示替えあり。