ジブリ映画『もののけ姫』のタピスリーが示すものとは? 大阪・関西万博のフランス館に登場
4月13日に開幕した「大阪・関西万博」。そのフランス館の展示に、スタジオジブリによるアニメーション映画作品『もののけ姫』を一場面を織り上げたオービュッソンのタピスリーが登場した。同館がこの作品を展示した意図とは?

現在開催中の大阪・関西万博 フランス館、スタジオジブリによるアニメーション映画作品『もののけ姫』の一場面「呪いの傷を癒すアシタカ」を織り上げた、オービュッソンのタピスリーが展示されている。
オービュッソンとは、フランス ヌーヴェル・アキテーヌ地方にある小さな村。約6世紀前に同地で誕生したタピスリー工芸を得意としており、2009年には無形文化遺産に指定された。そして、この伝統工芸の保存・継承を行っているのが、オービュッソン国際タピスリーセンターだ。同センターは、約6000以上のタピスリーコレクションを所蔵しているほか、ピカソらをはじめとした20世紀後半の芸術家らの絵画作品をタピスリーとして再現。その魅力を伝えながら、現代そして未来に向けた文化の継承を実践している。

