2025.4.17

ロッカクアヤコによる巨大壁画が代々木に登場。避難経路周知の「シブヤ・アロープロジェクト」の一環

災害時の一時退避場所と避難経路の周知を目的とした「シブヤ・アロープロジェクト」の一環として、ロッカクアヤコの壁画が代々木駅付近のガード下に登場した。

ロッカクアヤコによる壁画 Courtesy of the artist
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 災害時の一時退避場所と避難経路を来街者に周知する「シブヤ・アロープロジェクト」。本プロジェクトの一環として、ロッカクアヤコの壁画が代々木駅付近のガード下に登場した。

ロッカクアヤコによる壁画 Courtesy of the artist

 「シブヤ・アロープロジェクト」は2017 年に渋谷区によって発足。来街者が一時的に退避できる「一時退避場所」の場所をアートを通じて発信し、平時からの防災意識の向上や、災害への備えを行っていくことを目的としている。同プロジェクトではすでにバリー・マッギー、森山大道、HITOTZUKIといったアーティストによる壁画を渋谷区内に展開済みだ。

ロッカクアヤコによる壁画 Courtesy of the artist

 今回の壁画を手がけたロッカクアヤコは1982年千葉県生まれ。20歳頃より独学で絵を描き始める。2006年、村上隆主催のアートイベント「GEISAI」にてスカウト賞受賞。鋭い目つきの少女のモチーフとカラフルな色彩が特徴。絵具のついた指で直接キャンバスや段ボールに描く手法を用いて、街の喧騒や行き交う人々の姿、不意に聞こえてくる音などの要素を取り込みながら描く。スイスのアート・バーゼル「volta」でのライブペインティングの開催をきっかけに活動を広げ、現在はベルリン、ポルト、東京を拠点に、制作やライブイベントなどの活動を展開してる。

 制作された壁画は、ロッカクの代表的なイメージであるカラフルな無限に色がひしめき、少女や動物的なモチーフが登場するものとなっている。