今週末に見たい展覧会ベスト20。ゴッホ、柚木沙弥郎、アンチ・アクションに大カプコン展まで
今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

もうすぐ閉幕
「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京都美術館)

東京・上野の東京都美術館で「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」が12月21日まで開催されている。会場レポートはこちら。
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853〜90)の画業を支え、その大部分の作品を保管していた弟テオ。テオの死後、その妻ヨーは膨大なコレクションを管理し、義兄の作品を世に出すことに人生を捧げる。テオとヨーの息子フィンセント・ウィレムは、コレクションを散逸させないためにフィンセント・ファン・ゴッホ財団を設立し、美術館の開館に尽力した。
本展は、ファン・ゴッホ家が受け継いできたファミリー・コレクションに焦点をあてた展覧会。ファン・ゴッホ美術館の作品を中心に、ゴッホの作品30点以上に加え、日本初公開となるゴッホの貴重な手紙4通なども展示している。また、現在のファン・ゴッホ美術館の活動も紹介しながら、本展をとおして、家族の受け継いできた画家の作品と夢を、さらに後世へ伝えるものとなっている。
会期:2025年9月12日〜12月21日
会場:東京都美術館
住所:東京都台東区上野公園 8-36
電話番号:050-5541-8600
開館時間:9:30〜17:30(金〜20:00) ※入室は閉室の30分前まで
休館日:月、 9月16日、10月14日、11月4日、11月25日(ただし、9月15日、9月22日、10月13日、11月3日、11月24日は開室)
料金:一般 2300円 / 大学生・専門学校生 1300円 / 65歳以上 1600円 / 18歳以下・高校生以下無料
※9月中の平日のみ、大学生・専門学生は無料
「柚木沙弥郎 永遠のいま」(東京オペラシティ アートギャラリー)

東京・初台の東京オペラシティ アートギャラリーで、企画展「柚木沙弥郎 永遠のいま」が12月21日まで開催されている。会場レポートはこちら。
型染の世界に新風を吹き込んだ柚木沙弥郎(1922〜2024)は、自由でユーモラスな形態と美しい色彩が調和した生命力にあふれる作品で知られる。柳宗悦らによる民藝運動に出会い、芹沢銈介のもとで染色家としての道を歩みはじめ、挿絵やコラージュなどジャンルの垣根を超えて創作世界を広げてきた。
本展では、75年にわたる活動を振り返るとともに、ゆかりのあった都市や地域をテーマに加え、柚木沙弥郎の仕事を紹介。身の回りの「もの」に対する愛着や日々のくらしに見出した喜びから生み出された作品群を通して、民藝を出発点に人生を愛し楽しんだ柚木沙弥郎の創作活動の全貌を提示するものとなっている。
会期:2025年10月24日~12月21日
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:11:00~19:00 ※入場は閉館の30分前まで
料金:一般 1600円 / 大学・高校生 1000円 / 中学生以下無料
「修理後大公開! 静嘉堂の重文・国宝・未来の国宝」(静嘉堂文庫美術館)

東京・丸の内の静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)で、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)開催記念 修理後大公開! 静嘉堂の重文・国宝・未来の国宝」が12月21日まで開催されている。会場レポートはこちら。
本展は、静嘉堂@丸の内の開館3周年を記念して開催されるもので、静嘉堂が所蔵する琳派や肉筆浮世絵、近代絵画をはじめ、国宝、重要文化財、重要美術品などを紹介。
大阪・関西万博にちなみ、20世紀初頭の博覧会に出品された作品から、近年修理を終えた室町時代の屛風や中国宋・元の掛軸まで、幅広い東洋絵画の名品が一堂に会している。
会期:2025年10月4日~12月21日
会場:静嘉堂文庫美術館
住所:東京都千代田区丸の内2-1−1 明治生命館1F
開館時間:10:00〜17:00(12月19日・20日は〜19:00) ※入館は閉館の30分前まで
料金:一般 1500円 / 大学・高校生 1000円 / 障がい者手帳をお持ちの方(同伴者1名無料を含む)700円 / 中学生以下 無料






































