EXHIBITIONS
広がる屏風、語る絵巻
細見美術館で「広がる屏風、語る絵巻」が開催されている。
「屏風」は風よけや間仕切りとして使用された実用性の高い調度。空間を彩る美術品として絵師たちによって絵が描かれ、様々な画題や様式による屏風絵が展開した。
「絵巻」は、巻物(巻子)形式の絵画で、観者が自ら開き、巻き進めながら見るもの。コマ割りされた絵を連続させることで空間の移動や時間の推移を表現できることから、物語性のある主題が多く描かれた。後世に切断され、掛軸となった「断簡」も数寄者たちに賞玩されてきた。
本展では、細見コレクションを中心に、空間に広げて鑑賞した屏風と、手許で展開して楽しまれた絵巻を紹介。豊臣秀吉の花見行列を描いた《豊公吉野花見図屏風》のほか、室町幕府第11代将軍・足利義澄が愛蔵していた《硯破草紙絵巻》など、異なる形式の絵画の特質に触れるとともに、個々の作品の魅力を堪能してほしい。
なお、会期中に一部展示替えが行われる。
「屏風」は風よけや間仕切りとして使用された実用性の高い調度。空間を彩る美術品として絵師たちによって絵が描かれ、様々な画題や様式による屏風絵が展開した。
「絵巻」は、巻物(巻子)形式の絵画で、観者が自ら開き、巻き進めながら見るもの。コマ割りされた絵を連続させることで空間の移動や時間の推移を表現できることから、物語性のある主題が多く描かれた。後世に切断され、掛軸となった「断簡」も数寄者たちに賞玩されてきた。
本展では、細見コレクションを中心に、空間に広げて鑑賞した屏風と、手許で展開して楽しまれた絵巻を紹介。豊臣秀吉の花見行列を描いた《豊公吉野花見図屏風》のほか、室町幕府第11代将軍・足利義澄が愛蔵していた《硯破草紙絵巻》など、異なる形式の絵画の特質に触れるとともに、個々の作品の魅力を堪能してほしい。
なお、会期中に一部展示替えが行われる。