EXHIBITIONS

HOUXO QUE「照明、が与えられたとて」

SIGNAL
2025.04.04 - 05.10
 SIGNALで、HOUXO QUEによる個展「照明、が与えられたとて」が開催されている。

 HOUXO QUEは、10代でグラフィティと出会い、ストリートで壁画中心の制作活動を開始。以後、現在まで蛍光塗料を用いたペインティング作品とブラック・ライトを使用したインスタレーションで知られる。作品の制作過程をショーとして見せるライブペイントも実施してきた。2012年頃よりディスプレイに直接ペイントをする制作を始め、2014年にBCTION、2015年にGallery OUT of PLACEにて「16,777,216view」シリーズを発表したあと、様々な企画展示およびアートフェアなどで活躍、現代アートシーンにおいて注目を集めている。

 HOUXO QUEは、ディスプレイ上に直接ペインティングを施したり、モニターにまばゆい光を明滅させることで、私たちの生活に氾濫するイメージのリアリティを問うてきた。本展では、モニターを扱う代表作や近年に見られるフォグの作品を通して、加速的にフローする現代社会のコミュニケーションの虚構や、その実像とアウラの不確実さを提示。本展の鑑賞体験を通して、私たち一人ひとりの生活にはびこるイメージのリアリティを問い直す。