「浮世絵現代」(東京国立博物館)開幕レポート
様々なアーティストとアダチ版画研究所の彫師・摺師たちと協働して制作した「現代」の「浮世絵」を展覧する「浮世絵現代」が、東京国立博物館 表慶館で始まった。

「浮世」という言葉には「当世風の」という意味があり、浮世絵版画はその時代と社会を色鮮やかに映し出すメディアだった。またその高度な木版画の技術は途切れることなく、現代の職人たちに受け継がれている。
東京国立博物館 表慶館で始まった「浮世絵現代」は、伝統木版画の表現に魅了された様々なジャンルのアーティスト、デザイナー、クリエーターたちが現代の絵師となり、アダチ版画研究所の彫師・摺師たちと協働して制作した「現代」の「浮世絵」を紹介するものだ。
参加作家は総勢約80名。展示は「漫画往還」「北斎讃歌」「模索と実験」「現代の絵師たち」「継承と発展」で構成されている。
