大阪に100を超えるパブリック・アートを。本格実施第1弾で川俣正の《千鳥橋ライトポスト》が登場。
大阪市此花区の100年の歴史を受け継ぎ、未来へとつなぐために始まった正蓮寺川公園アートプロジェクト「konohana permanentale 100+」。100を超えるパブリック・アートを正蓮寺公園に設置するプロジェクトの本格実施第1弾として、川俣正の作品が発表された。

「常設の芸術祭」の皮切りとなる川俣作品
大阪市西部に位置する此花区。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンやEXPO 2025 大阪・関西万博の会場が位置する夢洲の所在地でもある同区が、2025年に区制100周年を迎えた。その歴史を継承し、未来へと発展させようというメッセージを共有すべくパブリック・アートプロジェクトがスタートした。タイトルは、「konohana permanentale 100+(コノハナ・ペルマネンターレ・ヒャクプラス)」。
数年に一度の芸術祭ではなく、「永きにわたって持続していく芸術祭」「常設の芸術祭」をコンセプトに、最終的には甲子園球場の約5倍の広さとなることを目指し、現在も開発が進められている正蓮寺川公園に100を超えるアート作品が設置されることになる。その本格実施第1弾が、川俣正の作品《千鳥橋ライトポスト》だ。正蓮寺川公園を横切る千鳥橋に沿って、道の両側に6本ずつ、街灯を使用した彫刻作品が設置され、3月30日にお披露目の式典が行われた。
