泊まれる文化交流施設「盆宿U」で永沢碧衣が大型作品を制作。テーマは「西馬音内盆踊り」
秋田県羽後町にある泊まれる文化交流施設「盆宿U」で、アーティスト・永沢碧衣が滞在制作を実施。「西馬音内盆踊り」をテーマに大型作品を制作する。

秋田県羽後町にある泊まれる文化交流施設「盆宿U」で、秋田県南在住のアーティスト・永沢碧衣が滞在制作を実施。「西馬音内盆踊り」をテーマに大型作品を制作する。
盆宿Uは2025年4月に開業。お盆と西馬音内盆踊りをテーマにした「泊まれる文化交流施設」として、より豊かで魅力的な地域や文化を創造することを目指している。同施設は西馬音内の一等地にある、秋田県内でも有数の大地主であった柴与家(柴田与之助家)の築180年にもおよぶ商家を継承。既存建築を活かした空間づくりが施されている。

例えば、秋田県南特有の建築様式である3つの内蔵は、地域の文化を存分に体感できる客室とサウナへ改修。米蔵は、一族が別荘の庭園を公園として地域に開放していたことから着想を受けて、誰もが自由に使えるカフェ&バー併設のパブリックラウンジとなっている。また、本町通りに面した母屋は、展示やPOPUP、講座などの各種交流ができる地域連携エリアとして開かれているのも特徴といえるだろう。




同施設は今年8月のグランドオープンに向けて、言葉で伝えきれない地域の文化や魅力を表現することを試みる「Uアートプロジェクト」を始動。その第1弾として実施されるのが、永沢の滞在制作・公開となる。滞在制作の期間は6月17〜27日、7月20〜31日。作品の公開は8月3日に予定されている。
なお、現在同プロジェクトは、作品制作に参加する方法のひとつとしてクラウドファンディングを実施中。リターンには、本アート作品のオリジナルポストカードや盆宿U宿泊券などが用意されているため、ぜひチェックしてみてほしい。

