「三鷹天命反転住宅、二十歳を祝う」イベントが開催へ。竣工20周年を記念
東京・三鷹にある「三鷹天命反転住宅 イン メモリー オブ ヘレン・ケラー」が今年で竣工20周年となる。それを記念したイベント「三鷹天命反転住宅、二十歳を祝う」が開催される。

東京・三鷹にある「三鷹天命反転住宅 イン メモリー オブ ヘレン・ケラー」が今年で竣工20周年となる。それを記念したイベント「三鷹天命反転住宅、二十歳を祝う」が同地にて開催される。会期は4月26日~5月6日。
「三鷹天命反転住宅」とは、2005年に竣工した芸術家・建築家の荒川修作とマドリン・ギンズによる建築で、世界で最初に完成した「死なないための住宅」だ。全部で9戸の集合住宅は、内外装に14色の鮮やかな色が施され、一部屋ごとの色の組み合わせが異なることから、「極彩色の死なない家」(瀬戸内寂聴)として三鷹市のランドマーク的存在にもなっている。
今回のイベントは、これまでの住宅の歩みを振り返りながら、参加者とともに三鷹天命反転住宅の20歳を祝うものとなる。会期中は、たてもの見学会やトークイベント、ライブなど多種多様な企画が実施予定。参加方法や料金に関しては公式ウェブサイトを確認してほしい。
なお、現在三鷹市市民ギャラリーでは、展覧会「三鷹天命反転中!!──荒川修作+マドリン・ギンズの死なないためのエクササイズ」(〜5月18日)が、慶應義塾大学アート・センターでは「アート・アーカイヴ資料展XXVII『交信詩あるいは書簡と触発:瀧口修造と荒川修作/マドリン・ギンズ』」(〜5月30日)が開催中。こちらにもあわせて足を運んでみてはいかがだろうか。