2025.4.7

代々木公園の仮囲いに3名のアーティストによる作品を展開。参加作家は梅沢英樹、谷口暁彦、濵本奏

仮囲いなどをにアートを展開する「TOKYO CITY CANVAS」の一環として代々木公園の仮囲いに梅沢英樹、谷口暁彦、濵本奏による作品群「IMAGINATIVE GARDENS/創造された庭」が展開された。

「IMAGINATIVE GARDENS/創造された庭」 © TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH
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 東京都の工事現場の仮囲いなどをにアートを展開する文化プロジェクト「TOKYO CITY CANVAS」。同プロジェクトの一環として、代々木公園の中央広場の仮囲いに、3名のアーティストによる作品群「IMAGINATIVE GARDENS/創造された庭」が公開された。参加アーティストは梅沢英樹、谷口暁彦、濵本奏の3名で、それぞれ「緑」「水」「空」をモチーフに作品を制作した。ディレクターは写真家・小山泰介が務めた。

「IMAGINATIVE GARDENS/創造された庭」 © TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH

 梅沢は植物学者・牧野富太郎が、100年以上前に渋谷・代々木で採集・収集した植物標本をモチーフに「緑」をテーマとした作品を制作。自然や植物を観察・再発見することで、人と自然の関係性を見つめ直す手がかりを提示した。

「IMAGINATIVE GARDENS/創造された庭」梅沢英樹の作品 © TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH

 谷口は水景エリアのリニューアルにあわせ、「水」と植物をテーマに作品を制作。ゲームエンジンの中に3Dデータの植物を配置し、超望遠のカメラで平面的に撮影することで、植物の持つ独特の質感の魅力を表現した。

「IMAGINATIVE GARDENS/創造された庭」谷口暁彦の作品 © TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH

 濱本は時代とともに移りゆく代々木公園の姿をとらえた写真と、地域一帯の航空写真を使い、太陽の光によって青写真を焼いて作品を制作。変わるものと変わらないものを体感できる作品を制作した。

「IMAGINATIVE GARDENS/創造された庭」濵本奏の作品 © TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH