企画展「開館30周年記念 未来/追想 千葉市美術館と現代美術」(千葉市美術館)開幕レポート。草間彌生作品も全点公開
今年開館30周年を迎える千葉市美術館で、企画展「開館30周年記念 未来/追想 千葉市美術館と現代美術」が開幕した。会期は10月19日まで。

今年開館30周年を迎える千葉市美術館で、同館の歴史を振り返りながら、そのコレクションに焦点を当てる企画展「開館30周年記念 未来/追想 千葉市美術館と現代美術」が開幕した。担当学芸員は森啓輔(千葉市美術館学芸員)。会期は10月19日まで。
同館は1995年に開館し、浮世絵など近世日本美術を含めた1万点を超えるコレクションを所蔵している。そのなかには、現代美術作品約1800点も含まれており、複数ジャンルにわたる充実したコレクションを築いている。さらに開館記念第2弾の企画展「Tranquility―静謐」以来、120以上の現代美術展を開催しており、開館当初より現代美術の重要性を認めた活動を続けていることも特徴のひとつだ。
本展では、同館のコレクショ ンから国内外からも注目される具体美術協会、実験工房、中西夏之、河原温、草間彌生といった1950年代から90年代にかけての作品183点、62名(組)が紹介されている。展示は2フロアにわたって展開されており、全17セクションで構成されている。