日本における女性アーティスト研究を推進する「NCAR×AWARE 女性アーティスト リサーチフェローシップ」が始動
国立アートリサーチセンターとAWAREによる、日本における女性アーティスト研究を推進するための「NCAR × AWARE 女性アーティスト リサーチフェローシップ」が始動。12月12日から公募の受付がスタートした。

国立アートリサーチセンター(NCAR、センター長:片岡真実)と、AWARE: Archives of Women Artists, Research and Exhibitions(ディレクター:カミーユ・モリノー)による、日本における女性アーティスト研究を推進するための「NCAR × AWARE 女性アーティスト リサーチフェローシップ」が始動。12月12日から来年1月31日までの期間で、公募の受付がスタートした。
AWAREは、フランス・パリを拠点とし、女性アーティストの功績を可視化し、美術史をよりジェンダー平等な視点から再構築することを目的に活動している非営利組織。2026年1月からは、ジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センターの一部門として運営される予定となっている。
本フェローシップの対象者は、日本国内に居住または滞在する研究者・キュレーター。対象分野は、視覚芸術分野で活躍し、日本に所縁を有する女性アーティスト(自身の性認識が女性またはノンバイナリーであるアーティスト)に関する研究テーマとなる。採択件数は年間最大2件、フェローシップ期間は原則1年間。研究課題1件あたり上限5000ユーロの研究費が支給されるほか、採択された研究成果(研究論文など)は、NCARおよびAWARE双方のウェブサイトを通じて公開予定だ。
