鈴木ヒラクの個展「海と記号」がポーラ ミュージアム アネックスで開催へ。ドローイングを通じて文明の起源を問う
ポーラ ミュージアム アネックスで、鈴木ヒラクの個展「海と記号」が開催される。会期は4月25日〜6月8日。

© Hiraku Suzuki Studio
東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで、鈴木ヒラクの個展「海と記号」が開催される。会期は4月25日〜6月8日。
鈴木ヒラクは1978年生まれ。東京藝術大学大学院修了後、シドニー、サンパウロ、ロンドン、ニューヨーク、ベルリンなどの各地で滞在制作を行う。「描く」と「書く」の間を主題に、平面・彫刻・映像・インスタレーション・パフォーマンスなど様々な制作活動を展開し、ドローイングの拡張性を探求している。
本展の中心となるのは、瞑想的な青の背景に、光を反射するシルバーのインクで描かれた16点の大型連作「海と記号」(2025)だ。会場では、それらの大型キャンバス16点を円環状に配置することで、生成と消滅の連続性を映像的に見せるという。また、考古学的遺物の写真をシルバーで塗り消し、架空の記憶を描き出す《Casting (Ocean)》(2025)や、新作映像インスタレーションもあわせて展示。これらを通じて、鈴木は我々が紡ぐ文明の起源へ問いを投げかける。

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photo by Ooki Jingu
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アニメーション:張昊東
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