EXHIBITIONS
財団創立85周年記念特別展
国宝・燕子花図と藤花図、夏秋渓流図
光琳・応挙・其一をめぐる3章
根津美術館で、財団創立85周年記念特別展「国宝・燕子花図と藤花図、夏秋渓流図 光琳・応挙・其一をめぐる3章」が開催されている。
現在、根津美術館が所蔵する国宝・重要文化財あわせて100件のうち、日本近世の絵画は3件となっている。尾形光琳の国宝《燕子花図屏風》と、円山応挙《藤花図屏風》、鈴木其一《夏秋渓流図屏風》の2点の重要文化財である。いずれも6曲1双の金屏風であり、これらの屏風は、制作された時代や場所を違えながら、相互に画風的なつながりも有している。ともに無背景の総金地に草花や花木を描く光琳と応挙。また其一の作品は、律動的なモチーフの配置の点で光琳の、写実性を備えた描写の点で応挙の影響がみてとれる。
本展は、こうした3件の屏風を中心に据えた3章構成とし、各々の真価を際立たせる、あるいはその魅力をさらに高める作品ととりあわせて展覧している。
現在、根津美術館が所蔵する国宝・重要文化財あわせて100件のうち、日本近世の絵画は3件となっている。尾形光琳の国宝《燕子花図屏風》と、円山応挙《藤花図屏風》、鈴木其一《夏秋渓流図屏風》の2点の重要文化財である。いずれも6曲1双の金屏風であり、これらの屏風は、制作された時代や場所を違えながら、相互に画風的なつながりも有している。ともに無背景の総金地に草花や花木を描く光琳と応挙。また其一の作品は、律動的なモチーフの配置の点で光琳の、写実性を備えた描写の点で応挙の影響がみてとれる。
本展は、こうした3件の屏風を中心に据えた3章構成とし、各々の真価を際立たせる、あるいはその魅力をさらに高める作品ととりあわせて展覧している。