郷治竜之介、木浦奈津子、須田日菜子「reimagine」

　銀座 蔦屋書店で、郷治竜之介、木浦奈津子、須田日菜子によるグループ展「reimagine」が開催されている。

　郷治は、伝統的な光と影の表現やパースペクティブへの関心や油画の素材としての透明性に着目し、透明感と実在感が融合した植物画で知られている。

　木浦は、日常から切り取られた素朴な風景をキャンバスに投影し、抽象化された軽やかなタッチの風景画で知られるアーティスト。

　須田は、人の身体に着目し制作を続けるアーティスト。極限まで簡略化された線と色彩を特徴とする作品には、人の身体に宿る内的なエネルギーに充ちている。

　本展では、風景、静物、人物とオーソドックスな絵画のモチーフを様々なスタイルで再解釈・再構成（reimagine）し、独自の表現を試みる3名のアーティストの作品を展示する。様々なモチーフと観点から制作を続け、これまでの絵画表現を刷新するようなイメージを探求するアーティストの作品群を見ることのできる展覧会となっている。