MUFGが支援する工芸作家たち。「KOGEI ARTISTS LEAGUE」ファイナリスト揃う
三菱UFJ フィナンシャル・グループが、工芸の伝統と革新を支援する「MUFG 工芸プロジェクト」の一環として、 若手工芸作家の作品展示・販売機会等を支援する「KOGEI ARTISTS LEAGUE」。そのファイナリストの作品が、日本橋三越に集結した。

金融大手の三菱UFJ フィナンシャル・グループ(以下、MUFG)が2023年からスタートさせた、「MUFG工芸プロジェクト」。同プロジェクトのひとつの成果となる「KOGEI ARTISTS LEAGUE」のファイナリスト展が日本橋三越本店の美術特選画廊で始まった。

「MUFG工芸プロジェクト」は、日本の伝統的な工芸の文化や技術の継承を支援し、そこから変化の時代に必要なイノベーションを学ぶことを目的としたもの。メガバンクが協賛ではなく主体的にこうした工芸支援に取り組むのは極めて珍しい事例だ。
今回の「KOGEI ARTISTS LEAGUE」は同プロジェクトの一環であり、工芸作品のつくり手が作品発表・販売を行える機会が少ないという課題に対応するため、若手工芸作家の作品展示・販売機会等を創出。総合監修の秋元雄史・東京藝術大学名誉教授をはじめ、青木千絵(漆彫刻家/金沢美術工芸大学工芸科漆・木工コース准教授)、上出惠悟(画家・工芸家)、桑田卓郎(アーティスト)、佐々木類(美術家/ガラス作家)、須藤玲子(テキスタイルデザイナー)、舘鼻則孝(現代美術家)、四代田辺竹雲斎(竹工芸家/Artist)、田山貴紘(kanakeno)、中川周士(中川木工芸比良工房)、中田真裕(漆芸作家)、中村弘峰(人形師)、細尾真孝(株式会社細尾)、牟田陽日(陶芸家/美術作家/九谷焼作家)ら、工芸のカテゴリーを横断して世界で活躍する13名がサポーターとして選考に参加し、22名のファイナリストが決定した。