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2025.8.16

言葉を超えて情報を伝える。日本の「ピクトグラム」がロンドンで脚光

7月30日より、ジャパン・ハウス ロンドンのギャラリーで「ピクトグラムズ:アイコニック・ジャパニーズ・デザインズ 本質のかたち」展がスタートした。言葉を超えて情報を伝えるヴィジュアル・コミュニケーションであるピクトグラムこそ日本のデザインの本質を端的に表しているとして、具体例を紹介しながら、その新たな可能性も探っている。会場の様子をレポートする。

文=坂本みゆき

展示風景より Jeremie SouteyratJapan House London
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会場は日本の魅力の発信拠点

 ジャパン・ハウスは様々な日本の政策や魅力を海外の幅広い層に発信し、より日本に親しんでもらうことを目的として、外務省がロンドン、サンパウロ、ロサンゼルスの3都市に設置した対外発信拠点だ。ジャパン・ハウス ロンドンは2018年に西部の目抜き通りケンジントン・ハイストリートに開館。内部にはショップ、カフェ、日本食レストラン、観光案内コーナー、ライブラリーなどとともに展示ギャラリーを備える。過去に「デザイン・ミュージアム・ジャパン」「ルック・デリシャス!:食品サンプルの世界を探求する」などの展覧会を行い、ロンドンの人々から大きな反響を得ている。

 今回の「ピクトグラムズ:アイコニック・ジャパニーズ・デザインズ 本質のかたち」はジャパン・ハウス ロンドンが主催、日本デザインセンターが企画している。日本デザインセンターは1964年の東京オリンピックで実用化されたピクトグラムを手がけたデザイナーのひとりである永井一正が所属し、現在は最高顧問を務めていることでも有名だ。

ジャパン・ハウス ロンドンの外観
Jeremie SouteyratJapan House London