EXHIBITIONS
KINJO「Shaky specimen」
WALL_okinawaで、KINJOによる個展「Shaky specimen」が開催されている。
KINJOは、沖縄にルーツを持ち、東京を拠点に活動。アメリカ文化を題材とした絵画や立体、インスタレーションを制作してきた。
本展は、現地での滞在リサーチと制作を通じて生み出した作品群で構成される沖縄初の個展だ。KINJOが自身の記憶や身体感覚を手がかりに沖縄の街を歩き、かつての風景の断片やサイン、ロゴ、異文化が入り混じる風景の中に浮かび上がる痕跡を拾い集め、そのプロセスのなかで採取した素材やイメージを、絵画や立体として再構成し、時に「標本」としてキャンバスのなかに封じ込める。
標本は本来、観察や記録の対象として静的に保存されるものだが、KINJOの作品においては、記憶や文化、存在の「揺らぎ」そのものが封じ込められているとのこと。
沖縄という土地が抱える歴史、文化、都市の記憶。そして、アメリカ文化やアニメ、基地の影響などが混在したKINJO自身のアイデンティティ。それらの交差が可視化される「揺らぐ標本(=Shaky specimen)」を通じて、鑑賞者が、虚実のあいだに漂う沖縄の風景と、そこに存在する誰か/何かの痕跡と向きあう機会となる。
KINJOは、沖縄にルーツを持ち、東京を拠点に活動。アメリカ文化を題材とした絵画や立体、インスタレーションを制作してきた。
本展は、現地での滞在リサーチと制作を通じて生み出した作品群で構成される沖縄初の個展だ。KINJOが自身の記憶や身体感覚を手がかりに沖縄の街を歩き、かつての風景の断片やサイン、ロゴ、異文化が入り混じる風景の中に浮かび上がる痕跡を拾い集め、そのプロセスのなかで採取した素材やイメージを、絵画や立体として再構成し、時に「標本」としてキャンバスのなかに封じ込める。
標本は本来、観察や記録の対象として静的に保存されるものだが、KINJOの作品においては、記憶や文化、存在の「揺らぎ」そのものが封じ込められているとのこと。
沖縄という土地が抱える歴史、文化、都市の記憶。そして、アメリカ文化やアニメ、基地の影響などが混在したKINJO自身のアイデンティティ。それらの交差が可視化される「揺らぐ標本(=Shaky specimen)」を通じて、鑑賞者が、虚実のあいだに漂う沖縄の風景と、そこに存在する誰か/何かの痕跡と向きあう機会となる。