アーツセンターあきたによる「民具ラボ」が、油谷満夫による50万点にもおよぶ収集品の分類整理をスタート
NPO法人アーツセンターあきたによる「民具ラボ」が、収集家・油谷満夫による収集品を分類整理をする「分類整理活動」を秋田市文化創造館で実施中だ。

NPO法人アーツセンターあきたによる、民具とアートとアーカイヴについて研究者や表現者、ボランティアなどと研究に取り組むネットワーク型のプロジェクト「民具とアートとアーカイブの研究所」(民具ラボ)。その一環として、秋田市在住の収集家・油谷満夫による収集品を分類整理をする「分類整理活動」がスタート。秋田市文化創造館を拠点に8月24日まで実施中だ。

秋田市在住の油谷滿夫(1934〜)は、古い生活用品などを集め、60年以上かけて50万点にもおよぶコレクションを形成してきた人物だ。今回の分類整理活動は第3回目となるもので、秋田市内某所の収蔵庫から、アーティストの藤浩志と國政サトシらを中心に、未整理・未分類の民具を2トントラックで運び出された。4日からは市民ボランティアが加わり、収集物の分類整理や記録を実施。さらに、分類整理や記録と並行し、今後は民具の活用にも取り組む予定となっている。
なお、この分類整理作業は今年7月にも実施された。その際に撮影された800点あまりの民具の記録写真を収録した記録集『油谷帖』も、10月1日に限定販売される。

