ブシュロンが支援。現代アートにおける女性の活躍を称える賞「Her Art Prize」で初の受賞者が決定
パリのハイジュエラーであるブシュロンが支援する、現代アートにおける女性の活躍を称える賞「Her Art Prize」にて、ウクライナ出身のアーティスト、ジャンナ・カディロワが初代受賞者として選出された。

1858年に創業したパリのハイジュエラー「ブシュロン」が支援する「Her Art Prize」で、ギャラリー・コンティニュア所属のアーティスト、ジャンナ・カディロワが初代受賞者として選出された。
同賞はマリ・クレールとアート・パリが創設したもので、アート・パリに出展する女性アーティストのなかから、卓越したキャリアと革新的な作品を評価し、毎年一名を選出するもの。2025年の審査員は芸術の各分野で活躍する以下11名のメンバーで構成された。
エロディ・ブーシェ(フランスの俳優・審査員長)、エレーヌ・プリ=デュケン(ブシュロンCEO)、セシル・ドゥブレ(ピカソ美術館館長)、ラビ・カイルー(ファッションデザイナー、オートクチュール組合メンバー)、ローラ・ラフォン(作家・作曲家・パフォーマー)、ヴァランティーヌ・ルセットル(Art Paris CEO)、ガリア・ルパン(Marie Claire Internationalチーフコンテンツオフィサー)、カテル・プーリケン(Marie Claire France 編集長)、マリー・ヴィナル(アートコンサルタント・キュレーター・作家)、マリー=セシル・ザンヌ(美術史家・文化事業家)(計11名)
ファイナリストはアートコンサルタント、展覧会キュレーター、マリ・クレール寄稿者でもあるマリオン・ヴィニャールと、アート・パリのディレクターであるギヨーム・ピアンによって選出。自然、テクノロジー、人間の身体との関係性といった異なるテーマを扱う12名が選ばれた。そのなかには日本人アーティストである片山真理(1987年、Galerie Suzanne Tarasiève)も選出されている。