加藤泉　何者かへの道

　島根県立石見美術館で、同県安来市出身のアーティスト・加藤泉の過去最大規模の個展が開催される。

　1990年代末より画家としての活動をはじめた加藤は、シンプルな顔かたちの「人がた」を使って表現してきた加藤。2000年代からは木彫作品にも取り組み、現在は石、布、ソフトビニール、プラモデルなど幅広い素材を取り入れた作品を発表している。

　本展では、初公開となる学生時代の油絵から最新作まで200点以上を一堂に展示。加藤のこれまでの歩みと最新の取り組みを振り返るものとなります。あわせて新作を含むインスタレーションや音楽活動、プロダクトなど、様々な角度から幅広い活動が紹介される。