EXHIBITIONS

名作展

川端龍子の描き出した世界 生誕140年を迎えて

大田区立龍子記念館
2025.03.29 - 06.22
 大田区立龍子記念館で、名作展「川端龍子の描き出した世界 生誕140年を迎えて」が開催されている。

 本展では、龍子の画業を「大作主義への挑戦」、「青龍社の設立と『会場芸術』」、「晩年の作品制作」の3期に分け、その画業を振り返る。龍子が大画面の作品を追求し始めた記念碑的作品《一天護持》(1927)や日中戦争下に戦闘機を描いた《香炉峰》(1939)、戦争の悲惨さを象徴的に表した《爆弾散華》(1945)、自らがデザインした垣根を作品化した《龍子垣》(1961)などの代表作を通じて龍子の描き出した世界を紹介する。

 また、本展では期間限定で、龍子が愛蔵していた伝 俵屋宗達《桜芥子図襖》(江戸時代、17世紀)を展示。さらに、2023年に龍子記念館初の滞在制作を行った、谷保玲奈の作品展「け這う」を併催する。