KIKA contemporary art space

　KIKA contemporary art space（KIKA cas / 旧キカ・ギャラリー）は、2020年9月、「インターナショナルであること」「コンテンポラリーであること」「インタラクティブであること」を目指し、京都市北区に誕生した。伝統文化の根づく古都・京都で、現代アートを通して同時代の様々な運命と向かいあい、国境に囚われない、世界市民的な発想と開かれた対話のプラットフォームを築くことを目的としている。

　同廊では、現代アートを紹介する「ギャラリー」、主に美術関連書籍を取り扱う「ブックス」、会員制で利用可能な「ラウンジ」が設けられている。

　ギャラリーでは、先鋭的で実験的な取り組みを行っているアーティストを紹介。従来の完成された美術品を鑑賞する展覧会形式にとどまらず、視覚に特化したものも、同廊ではそれを知覚に訴えかける新しい「体験」として位置付け、来場者と共有することを目指す。

　ギャラリー上階に位置するブックスでは、「古美術・逃水」セレクションによるアンティークの取り扱いに加え、美術を中心とした批評、展覧会やアートフェスティバルの図録、ジンやアーティストブック・写真集、現代美術に大きな影響を与える思想・哲学書、英仏独を中心とした洋書など、新刊・古書を幅広く揃える。

　また、所蔵する現代アートのコレクションは、2020年より収集された国内外の作家の作品で構成。一部は、オンラインで購入することができる。