ARTISTS
田崎太郎
Taro Tasaki
田崎太郎は、獅子狛犬をモチーフにした「猫神」や龍、狐などの動物作品、潜水艦や飛行機械など人間社会を寓意的に表現したメカ作品を制作する陶立体作家である。相反しながら併存する人間の本質を、ユーモアとアイロニーを込めて表す。幼少期から関心を寄せてきた沖縄やアイヌ、縄文土器、古代中国の青銅器に見られる饕餮紋や獅子紋などに影響を受け、吉兆や魔除けを意図した独自の紋様を施す。近年の主な展覧会に、個展(茨城県陶芸美術館、2025)、グループ展「猫を愛でたい」(茨城県天心記念五浦美術館、2024)、個展(日本橋三越特選画廊、2025)、「アートフェア東京」、「アート台北」、上海「West Bund」などがある。作品は茨城県陶芸美術館、益子陶芸美術館、廣澤美術館に収蔵されている。